死にカタログ

死にカタログ
寄藤さんの絵はよく見るのだけれど、
文も書いた本は初めて読んだ。


死についての、いろいろな見方を
わかりやすく伝えてくれる。
死生観の図を読めば
「自分、こうなっちゃうかも」とか
リスキーな考え方をしてみたり。
有名な人の死に至る図を読めば
短編伝記を読んでいるような気分になったり。


どこから読んでも、良いとは思うのだけど
最初から順番に読んだ方が、
最後の章にでてくる「たたむ」という概念を
より実感しやすいかも。


たまに、本棚から取り出して
じっくり読みたくなるような本だ。
死を意識するのは生を考えるのと同じようなもの。
特に、やる気がなくなっちゃったり
あまり元気がないとき、開きたくなりそう。